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2012/05/25

グループNEXT作品展、来る6月5日開催

早いもので、「グループNEXT」作品展も、今年で14回目です。

6月5日火曜日19時開演です。
錦糸町の、すみだトリフォニー小ホール、全席自由で3000円です。
当日券のご用意もございますので、
お気軽においでくださいませ。

山口淳、倉内直子、法倉雅紀、(休憩)、篠田昌伸、西部哲哉、高橋東悟の順序で演奏します。
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グルーブNEXT第14回作品展

2012年6月5日(火) 19時開演・18時30分開場
すみだトリフォニー小ホール
東京都墨田区錦糸1-2-3 TEL:03-5608-5400
入場料 3000円(全席自由)
問い合わせ チケット取り扱い グループNEXT事務局(浜田)TEL:090-8343-6962
e-mail:miyako-mutsu@nifty.com

グループNEXTブログ http://poohchans.txt-nifty.com/column/
グループNEXTホームページ http://homepage3.nifty.com/composer/協力 「ショパン」編集部


山口淳
彩られた幻影~フルートのための(初演)
間部令子(フルート)

倉内直子
「梔子(くちなし)」―笙 独奏のための(初演)
中村 華子(笙)

法倉雅紀
茜草指武良前野逝標野行(あかねさす紫野行き標野行き.......)~ヴィオラ独奏の為の(初演)
佐々木亮(ヴィオラ)

篠田昌伸
Divertimento in memory of T.(初演)
三瀬俊吾(ヴァイオリン) 大田智美(アコーディオン) 篠田昌伸(ピアノ)

西部哲哉
《Flower》-フルート、チェロとピアノのための-(初演)
奥野由紀子(フルート) 平井麻奈美(チェロ) 夜船彩奈(ピアノ)

高橋東悟
seek out - for Piano solo (2009年・再演)
篠田昌伸(ピアノ)
光のエチュード さやかちゃん10才の誕生日に(初演)
篠田昌伸(ピアノ)


♪どうぞ、よろしくお願いします。

ちょっとワタクシごとを。。
NEXTを立ち上げた高橋東悟の作品の題材となって、片翼のオオハクチョウの駒ちゃんネタです。
と、言っても私個人の思い込みレポートです。

五月の駒ちゃん。「こっこ、こっこ」とかわいらしい声で鳴く。

あの、仲間たちがいる冬の、おたけびのような迫力満点の、どす声ではない。Image

愛らしく繊細で、小鳥がさえずっているかのような声。

首の上下とともに、なんとも愛くるしい。

ちょこまかとあたりを見回し、ひょこひょこ歩いてみたりもする。

朱鷺の雛や子育ての様子が報道されているが、駒ちゃんだって、そうした季節。

あの、かわいらしい声は、雛やパートナーや家族たちを探している声ではないかと思ったりする。

小さな子供たちを「~ちゃん、~ちゃん、どこにいるの?」みたいに呼んだり、探したりしているのではないかと、毎年、愚かな人間のワタクシは勝手に想像してしまうのである。

昨日も、駒ちゃんの夕方はそんな感じ。

で、少し気温が下がり、肌寒いなと感じたときに、

駒ちゃん、大きな声バージョンで「こっ」と、ひと声。

この声、この季節の私には「行くわよ」と聞こえる(笑)。

案の定、駒ちゃんはするすると湿地の丘から水に入り、

猛スピードで泳ぎ、向かい風に体を正面に向けた。

「行くぞ」と思うワタクシ。

その瞬間、駒ちゃん、バサバサと飛ぼうとジャンプ。Photo_2


駒ちゃんの体から、ものすごい集中力が感じられる。スイッチオンの駒ちゃんだ。

飛べずに、「おかしいな」と、クールダウンに泳ぎながら、もう一度ジャンプ。

「なんでだろう」と、ただ、ひたすら泳ぐ。速い。本当に速い。

自転車で駒ちゃんの横を同じスピードで追いかける。

ときおり、ちょっと声をかけながら。

たまに私に気づき、近づいてくる。

「こっこ」と声をかけてくる。

食欲は二の次になる、こうしたときの駒ちゃん。

飛ぶつもりだからだろう。

飛ぶときは体を軽くしたいのだろう。そりゃそうだ。

人間だって、腹八分目。

全く空腹では困るけど、この私だって本番の前は食べないし、食べられないし、食べる気がしない。

逆に食べなければできないという人もいるけれど、

駒ちゃんたちは、飛ぶ前に、たくさんは食べない。ほかの白鳥たちも。

そんな駒ちゃんの五月下旬。毎年、こうだ。

NEXTの前、あやめ祭りの前の駒ちゃんは、冬の駒ちゃんとは明らかに違う。

2009年、夫は、NEXTの演奏会のために、

この時期の駒ちゃんの力強い飛翔に、

「今回だけは、駒ちゃんの曲を書いてみる」と言い、ピアノソロの作品を書き上げた。

自然の風景や具体的な生物のイメージでは、自分は作曲しないと言っていた夫だが、

駒ちゃんは、そんな夫の創作に対する信念に、例外を作った、ただ一人の人。ただ、ひとつの命。

夫の命も、ただひとつだった。懸命に生きた五十年は、駒ちゃんに会って一時間半後に途絶えたが、

それでも夫は生きていた。私と駒ちゃんは今も生きている。

夫の音楽も生きている。作品は生き続けられる。

駒ちゃんにインスピレーションをいただいた作品は「seek-out」。

6月5日、すみだトリフォニー小ホールで行われる、

「グループNEXT第14回作品展」で再演される。

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