私も「タスポ」を持っている
「タスポ」の情報が、罰金などの滞納者を捜し出すのに使われたとか。
写真つきのまま、データが利用されたこともあるようだ。
確かに犯罪捜査などのときには、個人情報を提示することに同意を求められてはいるが、
凶悪事件の捜査でもないのに、あまりにも安易に使われている現実には腹が立つ。
二十歳以上であることを確認したいがために、
ただ、それだけの理由で、「タスポ」は必要だったはず。
タバコを買って税金を払っているのに、何ともげせない話だ。
私自身は、そんなに喫煙習慣があるわけではないのだが、
自販機を使えないのは不便なので、
ちょうど引っ越しなどで色々な書類を作成していたタイミングで申し込んでみた。
おかしな話だ。
データを流す側は、「流している」という意識なしに、
ただ、文面の正当性だけで進めていく。
網の目をくぐるかのように、拡大解釈を繰り返す。
タスポは成人しているかどうかだけ、識別すればいいカード。
そのことだけが目的のカード。
タバコの購入の際にだけ、必要となるカード。
タバコが好きか嫌いかではなく、これは人としての個人情報を守るかどうかというテーマ。
このままでいいのだろうか。
いいわけはない。
なんていうか、
悪いことをしなければ問題ないんだから、目くじらたてなくてもいいじゃない?
みたいな文脈がはびこりそうでイヤ。
世の中、全部、別件逮捕で片付けちゃうみたいな、そんな流れは危険だ。
ファシズムは足音をたてずに忍び寄る。
管理されることに慣れて、
管理する側を信じ込むのはやめにしたい。
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